2025年7月28日から8月4日にかけて、長崎大学坂本キャンパスグローバルヘルス総合研究棟にて、感染症疫学短期コース「Introduction to Infectious Disease Epidemiology and Modelling」を開催しました。本コースは今年で第3回目となり、国立健康危機管理研究機構(JIHS)との共催で実施しました。
今回のプログラムには、長崎大学、東京大学、JIHS、ロンドン大学衛生熱帯医学大学院、ノースカロライナ大学、オランダ国立公衆衛生環境研究所、シンガポール国立大学など、国内外の多様な講師陣を招聘。昨年度を大きく上回る約45名の参加者が集まり、国籍や研究分野の異なる受講生が英語による講義や特別講演、グループワークを通じて感染症疫学の基本と応用を学びました。
講義では、感染症数理モデル研究の最前線のトピックが随時紹介され、受講生はアウトブレイクデータの解析やロールプレイを交えた議論など、インタラクティブな学びを体験しました。若手研究者を中心に活発な交流が生まれ、国際的なネットワーク形成にもつながる充実したコースとなりました。
感染症疫学チームでは、今後も感染症やワクチンの疫学研究を担う人材育成に向け、継続的にこうした教育活動を展開していきます。