2024年3月7日、長崎大学と国際ワクチン研究所(IVI)の包括協力協定の調印式が、韓国・ソウルのIVI本部において行われました。
IVIは、国連開発計画(UNDP)と韓国政府の合意により、1997年に韓国・ソウルに設立され、世界の公衆衛生のために、安全で有効かつ安価なワクチンを発見、
開発、提供するというミッションのもと活動を展開する国際機関です。
一方、長崎大学は感染症研究に長年の実績を持ち、2022年には学内に分散して存在していた感染症研究資源の統合的運用を目的に「感染症研究出島特区(DIDA)」
を設置、日本医療研究開発機構(AMED)による「ワクチン開発のための世界トップレベル研究開発拠点の形成事業」の研究開発拠点にも採択されています。
このように、長崎大学とIVIは、ワクチンの研究開発分野において、共通する部分が多く、連携による相乗効果が期待されます。
調印式当日は、本学の永安学長とIVIのJerome Kim所長が協定書に署名し、本学DIDAの森田特区長、山本副特区長、金子国際臨床開発部門長
及びIVIの幹部・研究者らが臨席、双方の機関紹介や意見交換を行うとともに、密接な協力関係を構築しました。